まいど☆お世話になってます!
藤井写真館のブログ
証明写真は数々あれど、そのどれが良いというのは、比べてみないとわからないものです。
ひょっとしたら、一生「証明写真なんて、どこも似たようなモノだろう?」と思っているかもしれません。
少なくとも、このブログをご覧になっている方々は、ちゃんとした証明写真とはどのような物なのかを、すでにご存知だと思います。
今日は、良い証明写真と悪い証明写真を作ってみました。
これ、けっこう難しいですね!
悪いサンプルを作っていたら、うちの奥さんに「けっこうキレイやん、それ」って言われてしまいました....
それでは、さっそく悪いサンプルを見てもらいましょう。
※あくまでも、当店で撮影しているので、他店との比較サンプルではないことを明言しておきます
モデル:店主
しまった.....むちゃくちゃ大きいw恥ずかしーっ
なにが悪いのでしょう?
顔が悪いとかのツッコミは無しですよ!(笑)
①ライトが近距離から当たり過ぎて、影がきつい
②同理由で、白が飛んでしまっている(白トビといいます)
③顔が上がってしまっていて姿勢が悪い
④修正作業が全くされていない
⑤ピント(焦点)が甘くボケている
もしかして、こんな証明写真作ってしまった事ないでしょうか?
「写っていればいい」というレベルの証明写真ですよね。
こんな写真では、「わたし」というものを伝えているとは、お世辞にも言えません(汗)
よく言われる「手配写真」というやつでしょうか.....コワイです。
次は、当店が通常証明写真として扱っている写真です。
モデル:店主
※暗い写真ではありません、わたしが黒いんです(笑
あんま変わりませんか?(笑)いやいや、そんなはずはないです!!
どっちが良い写真か、一目瞭然ですよね。
①ライティングは記念写真のそれと、ほとんど変わりません
②柔らかい光を当てているので、白トビはほとんどありません
③顔の角度、姿勢、着こなしなど、こちらで細かくお教えします
④ニキビ、そばかす、目のクマ等の軽減、頭髪のハネの軽減は基本中の基本!
⑤ピンボケ写真なんて論外
いかがでしょう?
写真館の証明写真が優れている理由がわかっていただけたでしょうか。
あくまでも、これは当店での仕上がりですので、他店ではまた違ったライティングを工夫されているでしょう。
でも、一枚目のサンプルのような写真は、まず間違いなくできてこないはずです!
納得の1枚を残したいと思われたら、迷わず写真館で証明写真ですよ。
藤井写真館ホームページに戻る
暖かいですね....ほんと
このまま春突入でしょうか?
うちのお店では、写真の出力に「ピクトログラフィ3500(PG3500)」というものを使っています。
この機械は、業務用で、けっこう高価(120万)なんです。
ところが最近のパソコン事情が、思わぬ落とし穴を作ってくれました。
このPG3500、フォトショップ用の出力プラグインがあるんですが、最新型のパソコンでは動かないのです。
理由は、CPUなんです。
最新のインテルのCPUは、ほとんどが「デュアルプロセッサ(いわゆるDですね)」なのですが、これを積んでるパソコンは、プラグインを起動するとフリーズ・再起動・ブルーバック等々の障害がおきるのです。
現在、この障害はクリアできていません。
(これはFIJIFILMの技術部に問い合わせて確認済みです)
結論からいうと、「古いパソコンでがんばってくれ」ということらしいです(苦笑)
ただ、プラグインが使えないというだけで、プリンタドライバでの印刷はできます。
でも、ドライバの色補正が邪魔くさいうえに、ローカル印刷の場合はフォトショップのアクション登録ができないみたいなんです。
これは実際アクションを作ってみたので間違いないとは思いますが、フォショップのバージョンが5.0Jなので、最新版ではどうなっているか確認できていません。
しかし困りました......新しいパソコン買っちゃいましたよ.....ぁぁ
そういえば、AMDのCPUについては聞かなかったなぁ....また聞いてみます(TT
写真屋は、写真だけ撮っていればいいんでしょうか?
どんなに優れた職人であっても、それを伝えることができなければ意味がないと思います。
われわれ商売人は、商売をしている限り、儲けを出さなければいけません。
なにも暴利をむさぼるという意味ではなく、やっぱり生きていくには、生活をしていくには経済的なバックボーンが必要となってきます。
えらそうなことを言っていますが、ついこの間までは私も「写真の技術さえ磨けば、お客さんはわかってくれる」と思っていたのです。
「うちの写真は良い写真だから、みんなうちで写真とりなさい」と。とんでもないですよね!
良い写真を提供する意味は?
それは「良い写真で良い思いをしてほしいから」
結果、お客様もハッピー。商売が成り立ってわたしもハッピーとなるわけです。
本当はお客様に幸せになってもらいたいのに、今までそれを伝えなかったからダメだったんですね。
「お客様のハッピーに、ほんの少しお手伝いをさせていただけたら、わたしたちはハッピーになれます」
今回は、髪型や服装によってのイメージの違いを見てください
そして、「わたしはこんな人間です」というのをアピールする道具として、写真を上手に利用してください。
まずはモデルさんですが、変化がよくわかるように、就職活動はまだまだ先の女子高生さんに手伝ってもらいました。
まずはそのままの写真です
制服のままで写ってもらいました。
このほうが、スーツとのギャップがわかりやすいでしょ?
ちなみに彼女は06年夏に、ゆかた写真キャンペーンにもモデルとして手伝っていただきました。
ほんとに余談ですみません(笑)
さて、次の写真です。
制服をスーツに着替えてもらいました
と、同時に、髪の毛も後ろでアップにしました。
ただそれだけなんですが、見事にリクルートスタイルに変身です。
この写真からイメージされることは「まじめ」でしょう。
顔がはっきり見えるように、髪を分けて額を出しています。
さらに、ブラウスはどうですか?
第一ボタンまで、しっかり止まっていますよね。
しかもメイクもそれほど濃くないのがポイントです。食品関係には、あまり香料などは好まれませんよね?
清潔感もありますし、きっちりした性格に見えますよね。だから食品関係や薬品関係なんかには、このスタイルが良いでしょう。
さて、次は少しアレンジします。
用途・一般企業
違いがわかります?そう、胸元を少し開けてるんですね。
あと、もうちょっと変化してるんですけど.....そうそう、メイクね、特に眉。
眉を先ほどよりも少し長く太くしてありますよね?これによって目元の野暮ったさがなくなりました。
胸元を開けることで社交性を強調し、メイクをしっかりする事で自己管理もアピールできます。
え?なぜかって?
寝不足や二日酔いの腫れぼったい顔で仕事できますか?(笑)でしょう?
出勤前に、きちんとメイクのできる人っていうのは、それなりに自己管理ができているものです。
さて、次の写真ですが、、、、、
これはあまり良くない、失敗例です。
まず、衿を出しているのは良いのですが、出し方が良くない。
胸元の衿は、きっちりと「M」字になっていないと、アイロンもかけていないシャツを着ているみたいです。
用途・事務職など
この写真のように、衿の形が「M」の字にキチっとなって初めてOKですね。
あと、最初から胸元の開いているシャツはいいのですが、もしボタンがついているシャツなら、衿を出すのはお薦めできません。
ボタンを外しても、衿はスーツの中へ!ですよ。
さて、この写真では一段と額を出しているのにお気づきでしょうか?
きっちり前髪を処理していますから、事務仕事の邪魔になりませんよね。関係ないように思えても、先方の人事さんだって人間です。「んー?こんなんで仕事できんのかなー?」などと先入観を持たれるのは損ですよね
藤井写真館のホームページに戻る
先日、FUIIFILM主催のセミナーにいってきました。
新製品(FinePix S5Pro)の紹介と、スタジオフォトセミナーです。
セミナーのほうの講師は、ネギシ写真館の根岸賢三先生。
フォトコンで毎回入賞している写真館のフォトグラファーです。
とても面白く、ためになるセミナーでしたよ!!ほんとに。
技術的なヒントもいっぱいいただきましたし、経営のヒントもいただきました。
地域性などの特殊な要素は、それらをまたアレンジしてクリアしないといけませんが、今まで自分のやってきた事が数多く「成功例」として紹介されたので、少し嬉しい時間でもありました。
驚いたのは、ネギシスタジオのライティングを、そっくりそのまま会場に再現し、タネあかし、コツなどを惜しみもなく披露してくださった事です。
今までのセミナーといえば、肝心要なところでお茶を濁されて、「あとは貴方の努力次第です」なんてやられてフラストレーションの溜まるものだったのですが(笑)
今回は違いました!!
さあ!全て見せました!あとはあなたの「実行次第」です!
これには、果然やる気が出ますよね!
去年はWEBとマーケティングの勉強をして、大きな成果を得ましたが、これもセミナーに参加してヒントを得ました。
今年は、このセミナーで、もう一段撮影技術をステップアップさせるチャンスです!これは逃せない!(笑)
今年の末、来年あたり、きっと高笑いしていることを夢見て精進していきたいと思います。
あ、もちろん、教わった技術はこのブログで紹介していきますよ!実践しながらね☆
その後建築を学びながら美術の教師を志す
1988年 藤井写真館 三代目代表となり現在に至る。