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まいど☆お世話になってます!

藤井写真館のブログ

2024.05.03
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2006.11.29

現在、写真の仕事でAdobe Photoshopを使うのが常識になりつつあります。

というか、はっきりいって、常識ですw

一般にも、このPhotoshopは知れ渡っていますし、「画像を加工するなら!」と、少々高額でも購入する方もおられるでしょう。

でも、機能が多くて、説明書みてもサッパリ。しかもリファレンスやハウトゥー本は種類がありすぎて、どれを見たらいいのかわからないし、一冊が高い!

せっかくPhotoshop持ってても、結局は拡大縮小くらいにしか使ってないなんて事も.....

だったら、わたしの持ってる技術で役立ちそうなものを「小出しに」(笑)紹介しようじゃないか!と。

そこで本日が第一回。

パっと明るくする「スクリーン」。

たとえばこの写真。42739eaf.jpeg

 

 

 

 

 

 

天気の日に、逆光で撮影しましたが、どうも正面からの光量が足りずに、暗くなってしまった例です。
暗い上に、青の色かぶりまで出ています。
※色かぶり※主に白い部分に、近くの色が映りこんでしまう現象。この写真では、雲が青くなっている。

明るくするには、だいたい2つの方法がポピュラーです。

①明るさ・コントラスト
②レベル補正

それでは、上の2つの方法でやってみましょう。

まずは、明るさ・コントラストで補正してみます。
大事な事は、どこを明るくしたいかなので、やはり、人物の顔をメインに明るさを上げます。

d7055e11.jpeg

 

 

 

 

 

 

 

どうでしょう?確かに顔は明るくなって、背景もそれなりに明るくなりました。
でも、雲を見てください。
白くつぶれて、グラデーションがなくなってしまいました。

次に、レベル補正で試してみます。
ここも、大事なのは、どこに白を設定するかですので、雲の「白くあってほしい部分」を白にしました。


レベル補正







 

 

 

 

今度は、コントラストの強い画像になりました。
空は良い感じなのですが、今一歩、人物が暗い感じがしますし、まだ雲がつぶれています。

なんとか雲のグラデーションをつぶさずに、全体の明るさを確保できないでしょうか?

さて、そこで役に立つのが「スクリーン」です。

では、順を追って作業してみましょう。

まず、元画像の複製を作りましょう。


20061129e.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

レイヤーの背景(元画像)を右クリックして「レイヤーを複製」を選択です。

20061129f.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このままOKボタン押しましょうw(複雑になってくると、名前をつけないとわからなくなるんです)
新しくできたレイヤー(ここでは背景のコピー)をダブルクリックしてみます。

20061129g.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

すると、このようオプションが表示されるので、描画モードをスクリーンに変更してください。
不透明度100%のままで、OKボタンを押してください。

20061129h.jpg

 

 

 

 

 

 

 

どうでしょう?かなり良い感じじゃないですか?
でも、まだ青の色かぶりがありますので、今度はカラーバランスで調整しましょう。

20061129i.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

色かぶりで、赤や青は比較的補正が簡単です。
まずはシャドー部から補正しましょう。
あまり見た目に変化の無いシャドー部もきっちり補正しておきましょう。

20061129j.jpg

 

 

 

 

 

 

まずシャドー部から補正です。あまり見た目に変化はないのですが、青を抜きたいので「赤方向に+10、イエロー方向に-10」くらいにしておきます。

20061129k.jpg

 

 

 

 

 

 

 

中間調の補正です。中間調は、ちょうど顔くらいの明るさの色が、目に見えて変化します。
あまり強烈に補正しすぎないようにします。「赤へ+8、イエローへ-8く」くらいです。

20061129l.jpg

 

 

 

 

 

 

 

ハイライトの補正です。ハイライトは補正した色が潰れやすい特徴があります。あまり強調しすぎると、その色のグラデーションがつぶれるので注意しましょう。
ここでは赤方向のにみ+8ほど補正します。イエローを強めると、たぶん空に反映しすぎて、色がつぶれるでしょう。

b1a7b5a6.jpeg

 

 

 

 

 

 

 

さて、完成です^^

どうですか?
最初の画像から比べると、一目瞭然ですよね!!!

んー、すばらしぃww

このように「スクリーン」を使うことによって、色のつぶれを極力減らすことができます。

よく「美白効果」と言いますが、たぶん、このスクリーンを応用してるんじゃないかな?

人物の顔にスクリーンをかける時は、レイヤーオプションの不透明度を40~50%で使うのがコツです。

非常に便利ですので、ぜひ、使ってあげてください~♪

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2006.11.28

先日、TVに、シャネル・ジャパンの社長さんが出演されていました。

大の親日家で知られる彼が、今自宅に「離れ」を作っているのです。

しかも、廃材利用の。

ここでいう廃材は、日本家屋の廃材ということで、ゴミという意味ではありませんがw

雪見窓、模様ガラス、と今では見なくなった建材を使っていました。

が、社長、「どこにもない。みんな捨てるから。捨てちゃうんだもん。」とも言っていました。

確かに、日本家屋には良い点がたくさんあります。

でも、それを捨てるのが「悪い」とか「日本人はなんでも捨てすぎる」とか言うのは

ちょっと間違っていると思いました。

日本の伝統を、泣く泣く捨てなければいけなかった、わたしたちの両親やその親たち。

その時代背景を無視して「文化を大事にしない」とは言わないで欲しいな~

っと、思ったんです。

日本に魅せられた外国の人は、よく「どうして日本人は、こんなに素晴らしい文化があったのに、今は●●●」

と言います。

たしかに?、素晴らしいと思う旧日本家屋ですが、それを建てるのに、どれだけ土地が必要でしょう。

狭い国土に、みなが日本家屋よろしく、広大な敷地と庭園を作るなんて不可能です。

家屋だけではありません。

伝統工芸品然り。

昔は蔵で眠っていた、それはそれは由緒あるものも、今の時代、どこにそれを保存しておきましょう?

そういうことを考えていると、先人たちは、自分たちのアイデンティティと言うべきものたちを、

ほんとうに、泣く泣く、捨ててきたんだろうな....と感じたわけです。

酷い言い方をすると、「うちの事情も知らんヤツが、外野で勝手なことを言うな」となるでしょうw

もちろん、外国にそういう事例が無かったなんて思っていませんが、この、「泣く泣く捨ててきた」という歴史を、もっと外国人に理解して欲しいです。

モノだけにとらわれず、日本人の「精神」をこそ、もっと評価してもらいたいもんです^^

2006.11.25

デジタルカメラって、ほんと便利ですよね。

サッと撮れることもさることながら、後の編集が便利です。

或る程度、撮りたいモノをフレームに入れて撮れば、後は編集でなんとかなっちゃうw

でも、それは「なんとかなる」という程度のものだというこを忘れてはいけません。

わたしも、デジタルを手にしたときは「後からどーとでもなるじゃないか」と思ったものです。

でも、結局、撮影時に手を抜くと、後で「どーにもならない」事のほうが多いんですね。

撮影したいものが止まってる状態の時は特に、慎重に、「これ以上ないだろう」って状態で撮らないといけません。

それはポジ撮影のシビアさと、なんら変わりないんですね。

※ポジ撮影とネガ撮影は反対語になります。普段みなさんが使っている大半は「ネガフィルム」です。

フィルムそのものを見ても、色が反転していてわからないのがネガ。

見てそのままの色がフィルムに出ているのがポジです。

入出力の方法が変わっても、撮影技術そのものが「楽」になる事はないんですねー....

デジカメは手軽に撮れる。間違いないです。

でも、何をどのように撮るという事は、アナログでもデジタルでもいっしょです。

手を抜かず、精一杯撮る。

便利さに騙されて、魂の抜けた写真にならないように気をつけましょう^^

2006.11.22

世の中、便利なものだらけです(笑)

どうしても、便利な物を見つけると欲しくなっちゃいます。

撮影のための小道具や設備など、写真商材には魅力的なものがいっぱいなんです。

でも、何から何まで買っていると、それらを償却するのに、たくさんの努力が必要です(汗)

なので、できるだけ手作りで切り抜けるようにしています。

たとえば、うちで撮影に使っているディフューザーの大半は、実は手作りです。

この利点は、「壊れても、すぐ作り直せる」ところでしょう(笑)

うまく強度の保てたものは、長年使えます。

その材料のほとんどが廃材ですから、使うのは手間と時間だけ。

経営者としては、手間と時間こそ最大のリスクなんですが....そこは、まぁ、です。

また機会があれば、手作りディフューザーや照明機器なども紹介したいと思います。

2006.11.21

よく「才能がない」などと聞いたりします。

仕事を効率的に進めたり、効果的にするのはスキル(技術)です。

では、スキルを上げるにはどうしたらよいか?

それは、才能ではなく「経験」だと思います。

どんな仕事も、経験なくして成しえないでしょう。

あるスキルの習得に手間取る人もいれば、すんなり習得してしまう人もいます。

すんなり習得してしまうのを「才能」だとしても、

習得のための経験は必須です。

わたしも、写真技術に関しては、ほんとうに「まだまだ」だと思っています。

幸い、わたしの周りには、実に様々な仕事を持ってきてくれる人たちがいます。

新しい分野、または、まるで畑違い?って思わせるような仕事が、

実にたくさん飛び込んできます。

でも、若い頃から、そんな機会にめぐり合えていた訳ではありませんでした。

きっと、今まで生きてきた中で、育んできた友人・知人のおかげだと思っています。

今、経験が積めなくても、きっと(嫌でも)その時がくると思っています。

経験は、自分が生きてきた中にこそ、それを享受できる「体制」みたいなものが生まれてくるのではないでしょうか。

ということは、つまり、「技術は経験であり、それは自分の周りの人々が運んでくれる」と考えてもいいんじゃないでしょうか♪

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プロフィール
HN:
藤井伸也
年齢:
58
HP:
性別:
男性
誕生日:
1965/07/15
職業:
藤井写真館 代表
趣味:
スポーツ・料理
自己紹介:
子どものころの夢は飛行機乗り
その後建築を学びながら美術の教師を志す
1988年 藤井写真館 三代目代表となり現在に至る。
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