忍者ブログ

まいど☆お世話になってます!

藤井写真館のブログ

2024.04.29
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2006.11.28

先日、TVに、シャネル・ジャパンの社長さんが出演されていました。

大の親日家で知られる彼が、今自宅に「離れ」を作っているのです。

しかも、廃材利用の。

ここでいう廃材は、日本家屋の廃材ということで、ゴミという意味ではありませんがw

雪見窓、模様ガラス、と今では見なくなった建材を使っていました。

が、社長、「どこにもない。みんな捨てるから。捨てちゃうんだもん。」とも言っていました。

確かに、日本家屋には良い点がたくさんあります。

でも、それを捨てるのが「悪い」とか「日本人はなんでも捨てすぎる」とか言うのは

ちょっと間違っていると思いました。

日本の伝統を、泣く泣く捨てなければいけなかった、わたしたちの両親やその親たち。

その時代背景を無視して「文化を大事にしない」とは言わないで欲しいな~

っと、思ったんです。

日本に魅せられた外国の人は、よく「どうして日本人は、こんなに素晴らしい文化があったのに、今は●●●」

と言います。

たしかに?、素晴らしいと思う旧日本家屋ですが、それを建てるのに、どれだけ土地が必要でしょう。

狭い国土に、みなが日本家屋よろしく、広大な敷地と庭園を作るなんて不可能です。

家屋だけではありません。

伝統工芸品然り。

昔は蔵で眠っていた、それはそれは由緒あるものも、今の時代、どこにそれを保存しておきましょう?

そういうことを考えていると、先人たちは、自分たちのアイデンティティと言うべきものたちを、

ほんとうに、泣く泣く、捨ててきたんだろうな....と感じたわけです。

酷い言い方をすると、「うちの事情も知らんヤツが、外野で勝手なことを言うな」となるでしょうw

もちろん、外国にそういう事例が無かったなんて思っていませんが、この、「泣く泣く捨ててきた」という歴史を、もっと外国人に理解して欲しいです。

モノだけにとらわれず、日本人の「精神」をこそ、もっと評価してもらいたいもんです^^

PR
Post your Comment
Name
Title
Mail
URL
Select Color
Comment
pass  emoji Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Trackback
この記事のトラックバックURL:
  BackHOME : Next 
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新トラックバック
プロフィール
HN:
藤井伸也
年齢:
58
HP:
性別:
男性
誕生日:
1965/07/15
職業:
藤井写真館 代表
趣味:
スポーツ・料理
自己紹介:
子どものころの夢は飛行機乗り
その後建築を学びながら美術の教師を志す
1988年 藤井写真館 三代目代表となり現在に至る。
バーコード
アクセス解析
フリーエリア

まいど☆お世話になってます! wrote all articles.
Powered by Ninja.blog / TemplateDesign by TMP  

忍者ブログ[PR]