まいど☆お世話になってます!
藤井写真館のブログ
証明写真を作って、「あれ?なんか自分じゃない....」
なんて経験はないでしょうか?
別人になってしまう原因に「目のクマ除去」があります。
お店の人が、この処理を間違うと、まるで別人....となってしまうので気をつけてくださいね。
まずは下の写真をごらんください。
毎度おなじみのモデルさんです
さて、彼女の目の下に注目です
拡大してみると、たしかに目の下に、影と色素の沈着がありますよね。
さて、問題はこれが「クマ」なのかどうか!?です。
目の下の膨らみは別名「ホルモンタンク」とも呼ばれ、女性の魅力のひとつともされています。
膨らみがあれば影もできるのは当然で、それを消しちゃうと....どうなるか??
こうなります!↓
クマが取れてスッキリした???
まさか......この状態で引いてみましょうか
全くの別人ですよね!!
もうこれは酷いです。修正ではなく、改悪です。
正しい修正をすると
こうなります。
違いがわかるでしょうか?
膨らみはそのままに、膨らみの下にあった色素の沈着のみを除去しました。
これだと人相は変わらず、目元の明るい写真になります↓
いかがでしょう?
違いはわかっていただけたでしょうか?
修正とは、メイクのようなものですが
使い方を間違うと、完全に信用を失います。
あまりにも「デジタル→修正(加工)」という方向に進めば、そのうち証明写真の信用性さえ疑われる時が、きっときます。
我々プロは、そうならないように、もっと注意深く写真を扱わなければいけません。
写真を撮る前に、できることは全てする。
目のクマや、肌のくすみは、メイクである程度明るくできるものです。
それでも補えないところは、修正でカバーする。
ただし、人相を変えたり、骨格を変えたりするのは、修正ではありません。
「目のクマ除去します」には、くれぐれもご注意を......
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その後建築を学びながら美術の教師を志す
1988年 藤井写真館 三代目代表となり現在に至る。