まいど☆お世話になってます!
藤井写真館のブログ
デジタルカメラって、ほんと便利ですよね。
サッと撮れることもさることながら、後の編集が便利です。
或る程度、撮りたいモノをフレームに入れて撮れば、後は編集でなんとかなっちゃうw
でも、それは「なんとかなる」という程度のものだというこを忘れてはいけません。
わたしも、デジタルを手にしたときは「後からどーとでもなるじゃないか」と思ったものです。
でも、結局、撮影時に手を抜くと、後で「どーにもならない」事のほうが多いんですね。
撮影したいものが止まってる状態の時は特に、慎重に、「これ以上ないだろう」って状態で撮らないといけません。
それはポジ撮影のシビアさと、なんら変わりないんですね。
※ポジ撮影とネガ撮影は反対語になります。普段みなさんが使っている大半は「ネガフィルム」です。
フィルムそのものを見ても、色が反転していてわからないのがネガ。
見てそのままの色がフィルムに出ているのがポジです。
入出力の方法が変わっても、撮影技術そのものが「楽」になる事はないんですねー....
デジカメは手軽に撮れる。間違いないです。
でも、何をどのように撮るという事は、アナログでもデジタルでもいっしょです。
手を抜かず、精一杯撮る。
便利さに騙されて、魂の抜けた写真にならないように気をつけましょう^^
世の中、便利なものだらけです(笑)
どうしても、便利な物を見つけると欲しくなっちゃいます。
撮影のための小道具や設備など、写真商材には魅力的なものがいっぱいなんです。
でも、何から何まで買っていると、それらを償却するのに、たくさんの努力が必要です(汗)
なので、できるだけ手作りで切り抜けるようにしています。
たとえば、うちで撮影に使っているディフューザーの大半は、実は手作りです。
この利点は、「壊れても、すぐ作り直せる」ところでしょう(笑)
うまく強度の保てたものは、長年使えます。
その材料のほとんどが廃材ですから、使うのは手間と時間だけ。
経営者としては、手間と時間こそ最大のリスクなんですが....そこは、まぁ、です。
また機会があれば、手作りディフューザーや照明機器なども紹介したいと思います。
よく「才能がない」などと聞いたりします。
仕事を効率的に進めたり、効果的にするのはスキル(技術)です。
では、スキルを上げるにはどうしたらよいか?
それは、才能ではなく「経験」だと思います。
どんな仕事も、経験なくして成しえないでしょう。
あるスキルの習得に手間取る人もいれば、すんなり習得してしまう人もいます。
すんなり習得してしまうのを「才能」だとしても、
習得のための経験は必須です。
わたしも、写真技術に関しては、ほんとうに「まだまだ」だと思っています。
幸い、わたしの周りには、実に様々な仕事を持ってきてくれる人たちがいます。
新しい分野、または、まるで畑違い?って思わせるような仕事が、
実にたくさん飛び込んできます。
でも、若い頃から、そんな機会にめぐり合えていた訳ではありませんでした。
きっと、今まで生きてきた中で、育んできた友人・知人のおかげだと思っています。
今、経験が積めなくても、きっと(嫌でも)その時がくると思っています。
経験は、自分が生きてきた中にこそ、それを享受できる「体制」みたいなものが生まれてくるのではないでしょうか。
ということは、つまり、「技術は経験であり、それは自分の周りの人々が運んでくれる」と考えてもいいんじゃないでしょうか♪
今日からブログで、いわゆる「よもやま話」を連載することとなりました。
はっきり言って、こまめにこういう事をするのは苦手です(笑)
毎日更新できるか、はたまた週一回?
なるべく「忘れ去られない」程度に更新しようと思ってます。
今日は、証明写真の事を少し。
先日、店に来られたお客様が「ある店で写してもらったんだけど、会社に提出したら「こんな写真使えない」って言われたんですよー」と、おっしゃってました。
お客様曰く「なんかね、後ろにベターっと真っ黒な影があるんですよ」。
わたしは、その話を聞いた時に「うそ!?今時そんな写真撮る店があるんだ!??」って驚きました。
いや、今時だから、「いい加減な撮影術」で写真を撮る業者がいるのでしょうか?
ひょっとして、お客様自身が、「証明写真って、こんなもんじゃ....?」なんて思ってないでしょうね!
ここで、まともな証明写真の条件を挙げて見ましょう。
①背景が無地であり、人物の顔より暗い色でない事!
②背景への投影はもちろんのこと、人物にも過剰な影がついていない事!
③顔の凹凸(おうとつ)が識別できないほど、コントラストが強くない事!
④焦点がハッキリしていて、鮮明である事!
⑤瞳にアイキャッチ(黒目に白い星)が入っている事!
こんなの最低条件で、細かい所を挙げればキリが無いです(笑)
大事な自分の顔ですから、正しくアピールできる写真を、お客様の厳しい目で選んでください!!
その後建築を学びながら美術の教師を志す
1988年 藤井写真館 三代目代表となり現在に至る。